SEBASTIAN LEGER

SEBASTIEN LEGER

セバスチャン・レジェは、フランス期待のエレクトロ・ミュージックのアーティストだ。

その活躍の場は、フランスのみならず世界に広がっている。プロの音楽家を両親に持つ彼は、5歳から15歳までクラッシクの音楽学校に通い、ピアノとドラムのテクニックと音楽理論を学んでいた。ところが、レコード屋に通い始めるようになると、Ian PooleyやDaft Punk、DJSneakらの音楽に衝撃を受け、新しいクラブ・ミュージックの世界に傾倒するようになる。

本格的にパーカッションの練習を積んで来た彼にとって、DJのスキルを身につけることは、そんなに難しいことでもなく、すぐにクラブ向けのトラックを作り始めた。ファンキーなサウンドに、ハウスやテクノのノリを乗せた彼ならではのサウンドを完成させ、98年にはDeaf'n'Dumb Crew名義で、最初のEP盤をリリース。その後も彼はいろんなインターナショナルなレーベルから作品を30枚以上、短期間に次々にリリースすることになる。フランスのレーベル との仕事では、多くのシカゴ・ハウス・シーンの重要アーティストと一緒に仕事をする機会を得て、いろいろなことを学んだ。ただマネをすることはなく、確実に自分のものとして取り入れていったのだ。

その後も音楽的な交流を拡げて行った彼は、パートナーの一人でもあるJimmy vande Veldeが始めた、ハウスとテック・ハウスのレーベル から99年に作品をリリース。そして同年1stアルバム『ATOMIC POP』を発売。ハウス界の大御所JuniorSanchezが参加したことなどもあり、セバスチャンの名前はますますシーンから注目を集めるようになり、海外のアーティストからリミックスの仕事を依頼されるようになった。主なメンツだけでも、Armand Van Helden、 Kevinsaunderson、Ron Carroll、Jakatta feat Seal、Paul Johnsonなどがいる。 といった人気レーベルからも作品をリリースしている。

その後も、Carl Cox、Josh Winkらとのコラボレートは続き、2nアルバム『KINGSIZE』で、その人気は不動のものとなった。

ドイツ、イギリス、オランダ、アメリカそして日本でクラブミュージックのアルバムとしては異例のヒットとなった。

今年9月には3作目となるフル・アルバム『MAN vs Mschine』をリリース予定となっており、さらなる活躍が期待されている。