沼澤尚+勝井祐二 ユニット

沼澤尚+勝井祐二+MARCOS SUZANOユニット 

Theatre BrookやSun Paulo、マルコス・スザーノらとの活動で知られるドラマー沼澤尚と、勝井祐二(ROVO)による即興セッションユニット。

敢えてメンバーを固定したバンドという形ではなく、毎回違った共演者を招いて、その場限りの、その時にしか起こり得ない、一期一会のグルーヴを観客と共有する。

今回のメタモルフォーゼスでは、パーカッションの大儀見元(DCPRG)、シンセサイザー/キーボードの益子樹(ROVO)との4人編成で臨む。

沼澤 尚
(Theatre Brook,Sun Paulo)-Drums

大学卒業と同時にL.A.の音楽学校PITに留学、JOE PORCARO,RALPH HUMPHREY等に師事。卒業時にHumanRelationofTheYearに選ばれ同校講師に迎えられた。Chaka Khan, Bobby Womack, Shiela E., Ned Doheny, LA All Starsなどのツアーに参加しつつ、Cat Gray, Karl Perazzoと共に13CATSとして活動。4枚のアルバムをリリースし来日ツアーも行う。国内でも90年代から現在まで数限りないアーティストのツアー、レコーディングに参加。ソロ・アルバム"THE WINGS OF TIME"、アーティスト・ブック"THE SEVENTH DIRECTION"を発表。現在は自身のバンド-Theatre Brook,Sun Paulo,The Blues Powerをはじめとし て、MARCOS SUZANO、奥田民生、LEYONA、スガシカオ&The Family Sugar...etc...と活動中。今年2006年7月12日にMARCOS SUZANOと内田直之とのアルバムをリリース。

勝井祐二
(ROVO)-Electric Violin
1996年山本精一と「ROVO」結成。ROVO主催の「MAN DRIVE TRANCE」をはじめ、フジロック・フェスティヴァル、ライジングサン・ロックフェスティヴァル,メタモルフォーゼ,朝霧ジャム、メールス・フェスティヴァル等に参加。今までに韓国のキム・デファン、オランダのハン・ベニング、インドのザキール・フセイン、ブラジルのマルコス・スザーノ、アメリカのロス・ロボスらと各国で共演。02年に来日したファナ・モリーナとの共演を機にアルゼンチンの新しい音楽シーンと交流を深める。05年にはブエノスアイレスに渡り、モノ・フォン タナ、アレハンドロ・フラノフ、サンチャゴ・ヴァスケス、チャーリー・ガルシア、カブサッキらと共演、「CHICHIPIO(Buenos Aires Session Vol 1)」「Izumi (Buenos Aires Session Vol 2)」を共作した。


MARCOS SUZANO

MARCOS SUZANO

63 年、リオ・デ・ジャネイロ生まれのパーカッショニスト。90年代にジルベルト・ジルのグループで脚光を浴びて以来ブラジル音楽の主要アルバムには、必ずと言っていいほどクレジットされているシーンの立役者。

プレイヤーとしてはもちろん、アレンジャー、プロデューサーとしてもブラジル新世代の中枢的存在。彼の奏でる世界最高峰の「パンデイロ」(ブラジルの伝統楽器)はそれまで長年築かれた伝統的な奏法を根本から覆す大革命を起した。数々のブラジリアン・パーカッションと共に最新鋭のテクノロジーを駆使してのパフォーマンスは観る物聴く者を宇宙へと連れていってくれる。彼の手にかかると、どんなに小さな打楽器でも驚くほどのグルーヴを生み出し、サウンド自体に素晴らしい躍動感がみなぎるのだ。

――自身のルーツと母国のリズムを心から愛しつつ、常に新機軸を見出す彼は、今後のブラジル音楽に強烈なオリジナリティを与えていくだろう。ジルベルト・ジル、ガル・コスタ、トン・ゼー、ジョアン・
ジルベルト、パウロ・モウラ、ネイ・マトグロッソ、イヴァン・リンス、ジョイス、レイラ・ピニェイロ、スティングなど超大物から、アナ・カロリーナ、レニーニ、マリーザ・モンチ、フェルナンダ・アブレウ、ゼリア・ダンカン、シコ・セザール、パウリーニョ・モスカ、メストリ・アンブロージオなど新世代アーチストまでありとあらゆる作品、ライブ・パフォーマンスを手掛け、名実ともに文字通りナンバー1ミュージシャンの地位を確立している。

自身の1stアルバム"SAMBA TOWN"ではブラジリアン・グラミーを受賞、今年2006年はジルベルト・ジルとのライブ作品"ELECTRACUSTICO"で
全米グラミー賞、ワールド・ミュージック・コンテンポラリー部門ベスト・アルバム賞を受賞。ドラマーの沼澤尚とは1998年出会った瞬間から公私共に親交を深め、お互いに日本とブラジルを行き来しながらアルバム制作、ライブ・パフォーマンスを行いながら活動中。

ちなみに日本国内では沼澤自身のソロアルバムへの参加はもちろん、シアターブルック、Sun Paulo、J&B、Three's Co.、大貫妙子、宮沢和史などの作品にも参加。