田中フミヤ: 1990年代初頭にそのDJとしてのキャリアをスタートさせて以来、自由で鮮やかな感覚によってテクノというフィールドにおけるまったく新しい地平を常に切り拓いてきた唯一無二の存在。その自由で独創性に満ちた感覚は、彼が自らオーガナイズするパーティ「CHAOS」を始めとした国内外での精力的なDJとしての活動やFUMIYA TANAKA、INDIVIDUAL ORCHESTRA、KARAFUTOといった名義の下に行っているプロダクションワークなどにおいても等しく息づいている。 特に近年の彼のDJにおける、作為的で予定調和的な要素を徹底して排除し、その場でしか発生し得ない自発的な空気と強烈なグルーヴのうねりを誘発させるというシンプルで明確な意識を伴ったプレイはかつてどのDJも成し得なかったであろう表現の高みに到達しつつあるものと言っても決して過言ではない。 1993年に立ち上げられた田中フミヤ自身のセルフレーベルTOREMA RECORDSも既に10周年を数え、2005年春には半野喜弘(Cirque/Logistic records)との共同運営となる新レーベルop.discもスタートし、2007年には半野喜弘とのユニット・DARTRIIX名義でop.discからアルバムをリリース予定。さらには田中フミヤ名義としては5年ぶりとなる最新のミックスCD[mur mur]に加え、選曲基準やその場の空気感などDJプレイ中に田中フミヤが考えていることを本人のスピーチとしてリアルタイムにレコーディングした画期的かつ革新的なDVD作品[via]のリリースを控えている。
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